【ハッチング】

 

前回色鉛筆について画像を用意していたとき、

ああ、ハッチングについても少し解釈を残しておきたいと思っていました。

そんなわけで、本当に拙いのですが少しだけご説明。

 

ハッチングとは先述の通り、デッサンのテクニックのひとつです。

線で画面を埋めるワザ。

しかしそれにもいくつかの鉄則じみた方法があるのです。

 

(これまたえらくテキトーですみません;;)

世界には光があります。そしてその辺り加減でものの明暗が分かれるのは誰でもご存知でしょう。

3段階のグレーで明暗を表すとき、

最も基本的な球と直方体でこんな感じになります。

当たり前のことですが、光が最初に照らす部分が最も明るく、

光が届かない部分が最も暗いのです。

これを、鉛筆デッサンで描こうとするなら、影を線の集まりで描写しなくてはいけません。

明暗を表現するために線の重ね具合を調節して。

しかし、ただでたらめに線を重ねても、しかるべきものには見えません。

そして、ハッチングで重ねる線は基本的に2方向

物質の形にそった線が必要になるのです。

球体ならばその形状に合わせて円を描くように

直方体なら縦横の2方向に。

ものの形にそうこと、これがすっきりさせて見えやすくなるコツです。

この世のものは球や直方体のように単純な形のものばかりではなく、様々な形態をしていますから、

臨機応変に線を変える必要がありますが、

しかしこの2つの概念さえあれば、

万物に対応できるといっても過言ではありません。

 

例えばこのイラストに影をつけることにします。

1番はただ単純に斜線を入れただけ。

描き方にもよりますが、平面的な感は否めなく、また煩雑にも見えます。

2番は、立体を意識してほんの少しだけ線を変えてみました。

これだけでも少し、人物の体の丸みが出てきたのではないでしょうか?

ハッチングとはすなわち、線の集合によって物体の形状を見せる技術なのです。

本当は線画だけでも立体感を出せるようなデッサンの達人に憧れますが、

ハッチングは補佐的な技術なのだと覚えておいてください。

 

 

(おいおい、またこの絵かよ

スミマセン、描き下ろしている精神的余裕がありませんでした・・・)

私の高校時代のデッサンを元にしてみましょう。

 

テディベアを描くにも、まず形を単純化させてそれにそった線を入れていました。

最初に描き出す頃から形態にそった線をいれていきます。

そうすることで立体感は出てきます。

床を意識して設置面の影には床と平行な線を重ねました。

そうすることで、クマがちゃんと床の上に座っているように見えるのです。

実際この影を消すとちゃんと座っているように見えるのか妖しいですが(苦笑)

線を重ねて補佐することで、

それらしく見えてくる。

ハッチングって、ステキなテクニックです。(笑)

 

 

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